2014.9.25

スピード復旧成功しました★★★★★

成功事例13 複数台のハードディスクに障害の発生したバッファロー製ドライブステーションからのRAID5データ復旧成功

お客様からの症状

ファイルサーバーの役割をしているパソコンに接続しているドライブステーションが突然アクセスランプが赤く点灯してピーとエラー音を発してアクセスできなくなってしまいました。
説明書をみると「ＲＡＩＤ設定に異常があります。ＲＡＩＤを再構築してください」とありました。
詳しいことが分からないのでメーカーに聞いたりネットで調べたりしましたが、場合によっては障害状況を悪化させる危険もあるということでデータ復旧の専門業者に依頼することにしました。

診断内容

ドライブステーションの内蔵ハードディスクを取り出し専用機器にて障害状況を診断しました。
１番ハードディスク：特に物理障害などありませんでした
２番ハードディスク：データを読み書きするヘッドに障害が発生しデータが読み取りが困難な中度障害
３番ハードディスク：特に物理障害などありませんでした
４番ハードディスク：データを読み書きするヘッドが完全が故障している重度障害

復旧結果

データ復旧は、比較的症状の軽い２番ハードディスクのヘッド交換を行いました。
ヘッドと記録面の隙間はわずか２ナノメートル(1/10,000,000センチ)でタバコの煙すら通れないほどの隙間しかありません。
ヘッド交換作業中に円盤部分に僅かな傷がつくだけで、お客様のご希望データを取り出せなく事もある為、ヘッド交換には熟練した作業員が慎重に作業を行います。
ヘッド破損などの重度物理障害は経験、知識共に必要になります。

その後、１番２番３番の３台で専用ツールを用いてＲＡＩＤを仮想的に再構成を行った結果、データの抽出に成功しました。
ドライブステーションHD-QL8TU3/R5から９９％以上のデータ復旧に成功しました。

専門スタッフの対応・コメント

今回お客様の方で再構成（リビルド）を行わなかったことは賢明な判断でした。
リビルドは、かなりリスクがあり失敗することも多く、そうなるとデータ復旧できる可能性を落としてしまうことになります。
何か異常があった時には、速やかに電源を落としてリプラスまでご相談ください。
豊富なＲＡＩＤ機器のデータ復旧経験から少しでも多くのデータを復旧できるように日々技術の研鑽をしてお客様にお応えしております。

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